元天才卓球少女が、１５年のブランクを払拭するかのように、にっくき元恋人をギャフンと言わせようと奮闘する。
動機は不順。
さらに、あたらしい恋も手に入れて、仲間と一緒に一丸となって青春する！？
笑いあり、ホロリとさせる場面あり、小さい愛ちゃんを思い出す場面ありの楽しい映画です
「ミックス。」
２０１７年１０月２１日公開作品
１１９分
監督：石川淳一
脚本：古沢良太
主題歌：SHISHAMO
「ほら、笑ってる」
キャスト：新垣結衣、瑛太、広末涼子、瀬戸康史、蒼井優、真木よう子、小日向文世、田中美佐子、遠藤憲一
元天才卓球少女
泣きながら、試合するとか練習するとか。
イメージは、そのまま愛ちゃん。
懐かしい感じです。
愛ちゃんはずっと卓球日本を牽引してきた、愛すべき人物です。
この映画の多満子は、ちょっと違う。
母のスパルタ指導に耐えきれず、母が病気で他界した後は、人生を謳歌。
のびのびと自分の普通の人生を歩んでいたはずだった。
でも、卓球は楽しい！
卓球は素晴らしい！
頑張る多満子を応援したくなる。
ひとりで頑張れなくても、チームで二人で頑張る様子がまた良いです。
天才を育てた、母を好演した真木よう子さんも登場場面は少ないけど、インパクトありました。
インパクト言えば、この人も！
主役をくった蒼井優
フラワー卓球クラブのたまり場となっているのが、寂れた中華料理店。
中国人の二人は夫婦なのかな。
蒼井優と森崎博之が演じます。
麻婆豆腐しか出てこない中華料理店。
しかも、辛い。
出てくるたびに辛さが違う。
でも、おいしそうです。
ブラジルでは、全員サッカーができる、
中国人は全員卓球ができる。
じゃあ、日本人は？
相撲？柔道？
謎の中国人は、卓球の強化選手を落とされた強豪選手だった！！！！
実は、町に潜んでいるかも知れませんよ。
知らないだけで、そこの中国人は卓球の達人かも？
初めは、たまり場の中華料理店で、ぶっきらぼうな中国人。
蒼井優が、画面に映るとオーラが半端ない。
どこにいても、光ってました。
そして、卓球を指導する姿の凄まじさ。
蒼井優が、一番目立ってました。
完全に主役をくっていました。
蒼井優の存在感は、日本の宝です。
ラブロマンス
ガッキーと瑛太のイチャイチャシーンは、健康的です。
全く、いやらしくありません。
それは、ガッキーの透明感から発せられるものなのでしょう。
素晴らしい。
卓球の試合も、徐々に二人のペースに持ち込み、会場を味方につける。
本当の卓球の試合を見に行きたい！
そう思わせる映画です。
卓球のボールはきっとCGなんだろうけど。
本当の試合が見たいし、水谷選手のラリーは見ごたえありますよね。
リオの試合、興奮しましたよね。
外資系工場に多満子を迎えに行く瑛太。
いろいろ遊びながら、作ったんだろうなあと思わせるシーンも多く、映画として満足です。
サイトウさんは、余計だったかな。
でも、重要なアイテムを提供してくれるから、必要な人物なんだよね。
相手を思いやって、一緒に戦う。
そんなステキなパートナーにめぐり逢いたいと思います。
東京オリンピックでも金メダル
映画の中に卓球の選手の方々が登場します。
石川選手、水谷選手、伊藤選手。
実際に、映画公開前にドイツで行われた国際試合で日本選手のダブルスが金メダルを獲得しています。
卓球日本！
卓球ブームでフラワー卓球クラブも賑わってましたし、この調子で２０２０年東京オリンピックへ突入だ！
頑張れ日本！
面白かったです！
負けても頑張った選手に、惜しみない拍手を贈る会場が、なによりも暖かくてよかった！
