こちらは、2015年放映されていた時の感想です。
こんにちは、monoです。
綾野剛さん主演ドラマ「コウノドリ」
命の誕生をテーマに、毎回感動を届けてくれるドラマ。
綾野剛さんの新たな一面を見れる、心あらわれる素敵なドラマだと思います。
今回は、第2話。
新婚家庭につきつけられる、重いテーマです。
monoが、毎回舞台に足を運ぶ大好きな俳優さん。小栗くんがゲストです。
コウノドリ第二話
ゲストキャスト・小栗旬、川村ゆきえ、山田真歩、虻川美穂子
あらすじと感想
36週目妊婦、交通事故で頭部損傷
小栗旬演じる、永井裕之は我が子の出産を心待ちにしている、どこにでもいるごく普通の夫婦。
ある日の午後、臨月間近の妻晴美(川村ゆきえ)が、外出中に夫裕之(小栗旬)に電話をする。
たわいのない会話の直後、
交差点で横転した車が、晴美の目の前に突っ込んできた。
歩道で電話をしていた晴美は、とっさにお腹をかばい車は晴美の頭を直撃した。
救急搬送されてきた永井晴美は、脳に大きな損傷を負った。
意識が戻ることは、ほぼ無い状態だった。
救急搬送されたのは、コウノドリの病院だ。
救命担当医と産科医コウノドリとで、優先する命についてのの意見が分かれる。
救命医は、奥さんの命を、
コウノドリは、出産を優先させようと言う。
病院に駆けつけた夫裕之に、病状の説明をする救急医とコウノドリ。
コウノドリは、裕之に「左側頭部の損傷が激しく、意識が戻る事はきわめて厳しい状況である、
いざという時には、母親と胎児とのどちらを優先するか決めてほしい」と伝える。
それを聞いた永井裕之は、叫ぶ!
「医者だろ?どっちも助けろよ!」
人は、驚きと怒りと絶望で心の底から出る声だ。
さっきまで、普通に会話してた。
今なんでそんな話されてるのか?
分け分かんない。
小栗くんの等身大の青年のナチュラルな、不安から怒りに変わる心の葛藤の動きが、とてもまっすぐに伝わってくる。
さすがです!
そりゃ、そうだ。
交通事故って、大切な人をいきなり奪ったり、関わる人の生活がガラリと変わったりする。
恐ろしい。
車は、便利だけれど危険と隣り合わせだ。
裕之の葛藤、選べない。
どっちも助けてよ
その通りだ。
母親の胎盤は、赤ちゃんの生命線
コウノドリの病院には、たくさんの妊婦が訪れる。
喫煙が、やめられない母親。
前置胎盤で入院してきた、三人目の出産をひかえる妊婦。
ひん死の状態で意識が無い中、無意識で胎児を生かそうとする母親。
母と赤ちゃんの物語は、一人ひとり違う。
でも、同じなのは、赤ちゃんと母親を繋いでいるのは、ヘソの緒。
へその緒がつながっているのが、母の胎盤。
胎盤はすごい機能を持っている。
喫煙すると、胎盤に十分な血液が行かなくなり、必要な栄養分が行かない事がある。
心停止してしまうと、胎児に栄養がいかなくなるので危険な状態になる。
医師として、母親には時として厳しい助言をしなければいけない時もあるよね。
裕之が命の選択を決めかねている間に、妻の晴美の容態が、危険な状態になってしまった。
裕之がスマホの画像をながめていると、そこには妻からのメッセージがあった。
今の時代は、スマホに動画を記録させてるんだよね。
手軽に、どこでも、いつでも動画がとれる。
便利だ。
スマホの中の妻が言う。
「自分の命よりも大切なものってあるんだね。」
そして妻は、大きくなるおなかを愛おしそうにさする。
「愛だね」
少しずつ大きくなるおなかの中の命を感じながら、ゆっくりと母親になる女性と突然父親になる男性とは、感覚が違うんだろうけど。
母親は、自分の命より絶対に子供の方を守る。
それは、母性なのかな。
目の中に入れても痛くないって言葉は、本当。
本当にかわいい。本当に愛おしい。子供を持つと分かる。
どんな生き物の子供は、小さく生まれてくる。
それは育てやすいように、守りやすいように、小さく生まれてくる。
そして、だんだんと成長する。親も子供の成長とともに親としても成長する。
生き物は、小さいものを可愛いと思うように出来ている。
子供は、可愛い。そして、大切に扱う。
何があっても、子供を産みたい
晴美の容態が悪化し、心停止しそうになる。
裕之が駆けつける中、救命医が必死に心臓マッサージをし続ける。
産科医の四宮と鸛鳥が帝王切開で出産させる。
心停止の一歩手前での緊張する手術。
お医者さんは、大変なお仕事ですね。
体力も神経もすり減らして、命と向き合ってるんですよね。
毎日毎日。
母親が、事故の瞬間に自分の頭部ではなく、おなかをかばった為に脳に損傷を負ったこと。
子供を助けるために、心臓を動かし続けたこと。
子供を助ける事を、感じ取って永井裕之に伝えた事。
全部を受け入れて、子供と生きて行くと誓う永井裕之を応援して行きたいと思います。
また、登場するのでしょうか。
小栗くんは。
小栗くんの子供をだっこする姿が、愛おしかったです。
コウノドリと四宮先生の同期のすこし距離のある関係性も見どころだと思います。
コウノドリの抱えている、ピアノ奏者としての姿。
コウノドリの出生の謎や、四宮の無表情な中にも秘めた謎な部分が、解明されるのが待ち遠しいですね。
冷たいようで、人見知りなんじゃないかと思う四宮先生が、実は好きです。
2017年10月〜第2シーズンの放送が始まります。
四宮先生との微妙な信頼関係が楽しみの一つです。
