コウノドリ【第8話・感想】 先天性疾患と向き合う時 | 素敵なmono

コウノドリ【第8話・感想】 先天性疾患と向き合う時

親子3

こちらは、2015年に放送された時の記事です。2017年10月から第2シーズンが始まります。楽しみですね。

 

こんにちは、monoです。
コウノドリ、いつも心に染みます。
さあ、今回は2人の母親が登場します。

僕には忘れられないお産がある

一人は、二人目の妊娠。
一人目が、無脳症と診断され20週で妊娠の継続を断念した川村さん。36週目。
鴻鳥担当。新たな妊娠を喜びながらも、目の前の出産と育児に過去の経験が暗い影を落として素直に喜べない。

もう一人が、現在20週初めての妊娠に浮かれる新婚土屋さん。
検診のエコーから先天性疾患が見つかる。
「口唇口蓋裂です。命に別状はありません。出産後手術で改善します。手術の医師を紹介します。」
四宮はいつもの様に淡々と話して、診察を終えた。

先天性疾患と言われたら

妊娠した時に、一番に願うこと。
それは、母子ともに無事に出産できること。
元気に生まれてきてくれること、です。

言葉には語弊があるのを承知でいうところの「五体満足」で産む。

それが一番の願い。

でも。そうでないことがある。
一人ひとり千差万別なのだ。
DNAのように。
全員違う。

それは、わかっているけど。

その一人がなぜ自分なのか。
どうして、私の子供なのか。

土屋さんが言う、「私のせいですか?気付かず風邪薬を飲んだり、お酒を飲んだからですか?」
お腹の中にいる子供がちゃんと育っていると過信していた自分を恥じる。
母親のせいだと言われるのではないか。
そう、思ってしまう。
そして、自分を責めてしまう。

ごめんなさい。
お母さんが悪いの。

鴻鳥先生は優しく話してくれるけど、納得出来ない。

私なら、どうするだろう。

四宮先生の冷たい態度が、より冷静になれる。
怒りという冷静さに。

それがその子の「個性」だと理解するまで相当の時間がかかるに違いない。

常識とか世間体とかそんなものに振り回される人が多い。

私は強くない。
考えられない。

医学の進歩と機器の進歩

口唇口蓋裂、手術で綺麗になる。
手術例もたくさんある。

そして、20年前のエコーでは平面的な画像だけしか見れなかったのに
今は3Dや4Dという立体的な画像として見れるのですね。
さらにDVDに保存したり出来るようで、今の妊婦さんはいいですね。

最新の機器によって診断が早くに知れる。
出産後の方向性が立てられるのですね。

産まれてからでないと分からなかった事が、先に知れる。
良い選択ができる反面、反対の選択をする人もいるのかもしれない。

母乳だけを届けているご夫婦がいました。
保育器の赤ちゃんを自分の子供と認められない人も
そのことを責める事も出来ない気がする。

医療の進歩が全てに幸福を届けるわけでもないのかもしれない。

知らない現実がドラマの形で知らされる貴重な場面がたくさん散りばめられていますね。

僕たちは無力だね

もう一人の川村さん。
いよいよ出産を迎えます。
一人目の出産のシーンが所々に織り交ぜられて、死産を乗り越えて新たな生命の誕生を受け止めるところを映し出します。

鴻鳥がつぶやく言葉が「僕たちは無力だね」

生命を生み出す生物の力をサポートしてくれる大事な存在ですが、
すべてを救えるわけではないし、ひとりひとりの人生、
一人ひとりの背景がありますから、複雑です。

二人のお母さんは、出産して育てていくことを決心します。

旦那様のサポートも穏やかにですが描かれていて、羨ましい限りです。
二人で育てていくのですものね。

あとは、それぞれの家族の問題です。

どうか、すべての子供が幸福であることを願います。

四宮先生の笑顔も見れましたし、ペルソナ医療センターの医師たちの成長も見どころですね。

鴻鳥と四宮のわかりづらい信頼関係も素敵だなと思います。

2017年第2シーズンが始まります。

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