コウノドリ【第7話感想】助産師と産科医では正しいお産って違うの? | 素敵なmono

コウノドリ【第7話感想】助産師と産科医では正しいお産って違うの?

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こちらの記事は2015年に放映された時の感想です。2017年〜第2シーズンが始まります。楽しみですね

こんにちは、monoです。
綾野剛さんの主演ドラマ。

こんなに優しい綾野剛に出会えるなんて、なんて素晴らしいドラマなんでしょう。

monoの経験も踏まえての感想をお話したいと思います。
毎回、命の誕生について考え喜び涙します。

第7話 母との約束、正しい出産とは

今回も訴えかけることが多い、素敵なお話でしたね。
感動ポイントが沢山ありました。

妊娠した時には、まず最初に産婦人科を受診すると思います。
そして、「妊娠です。おめでとうございます。」と言われるのですが、その後に予定日を知らせてくれます。
monoも妊娠した時に初めて行った病院は、総合病院でした。

そして、言われた言葉にびっくりしました!
「うちでは、予定日の頃の定員がいっぱいですので、産まれる病院を探してください。」と言われました。

どこで、産むか?

その選択をしなくてはいけないのだと知りました。

病院で産むのか?
助産院で産むのか?
それとも自宅で?
里帰りして、実家の近くの病院で?
など、様々な出産場所を選択するのです。

「検診は受けに来てもらって構いませんよ。でも、産むのは出来ません。」

これは、30年近く前のmonoの話なので現代は変わってきているのかも知れないけど。

実際に、衝撃でもあり本当にびっくりしました。

知らなかった真実でした。

産む場所って、自分で選ぶんだ!と。

そこで、友だちに聞いたり、ネットで調べたり、雑誌をめくったりするんですよね。

助産院でアットホームな環境で産めたら、素敵だなとかいろんな思いが生まれます。

海外では、出産は病気でではないので、翌日に退院したりするらしいです。
国によって考え方が違います。

日本では、一週間くらいは入院するのが通常です。

でも、二人目三人目になると家には小さな子どもがいる。

一週間も家を開けられない。

そのため二人目になると近くの助産院で産む人が多かったり、自宅で出産したりします。

そんなことを思い出しながら、「コウノドリ」のドラマを見ていました。

周産期医療と助産院、産科医と助産師

小松助産師の吉田羊さんのご実家が、助産院。

どうして、助産師になったのか?という話が聞けます。
みんな、生い立ちにはドラマがありますよね。

助産師は、体力も知力も集中力も必要な大変なお仕事です。
元経産婦として、素直にありがたいと思います。

実際、母親が働いていると家庭の事は手薄になる。

子供は、家で寂しい思いをしている。

でも、同じ職業の仕事を選んでくれるのは嬉しいです。

悲しいけど、誇りに思う。

助産院の院長として富士真奈美さん。

いい味を出していました。
温かい経験豊富な助産院の院長。

「私は、40年一度も事故なく助産院を続けて来ました。」
胸を張って、四宮先生に言った時はこの先どうなるんだろうとハラハラしました。

この言葉の意味に、深いものが隠されているんです。

病院と助産院は、連携して妊婦さんの情報を共有しているのですね。

その打ち合わせの場面での、意見の出し合いも感動します。

双方の葛藤が、よく出ていました。

「正しいお産」って何でしょう。
どこで産むのか?じゃなく、赤ちゃんとお母さんのどちらも無事でいること。

助産院は、妊婦一人にかかりきりになれる時間が多く、
寄り添いながらお産を手助けしてくれる頼もしい存在。

妊婦さんの希望に沿ってお産を迎えることができるのを売りにしています。

出産は、お母さんになるための一つの一大イベントですもの。

病院は、あらゆるリスクを回避することを第一に考えています。
人工的手法を使って、生きる選択をしてくれるところ。

誰も命を落としてほしくないのだから。

助産院と医療現場とのジレンマもせきららに描き出す。

星野源さんの四宮先生が言う。
「母子ともに無事に出産を終えること、それ以外にケアなんて必要無いでしょ。」

それを聞いて。
助産師小松さんの吉田羊さんが、いつになく強く言う。

「モニターばっかり見て、患者さんも見ないで、助産師の意見も聞かないで、すぐに帝王切開ばっかりの医者が多いんだよ!」

「それのどこが悪いんです。今は5人に1人は帝王切開が必要なんです。
母体死亡率を下げ、新生児の救命率を上げてきたのは、今の周産期医療です。」

助産師をないがしろにするような四宮の発言に、怒りが抑えきれない!
小松さんは、助産院からの引き抜きの話があるんです。

四宮先生は、言葉がストレートすぎるんですよね。
まちがってないけど、冷たく感じる。

正しいことしか言わない人は、嫌味に聞こえることがあります。
本当の優しさを隠している時もあるけど、わかりづらい。

嫌なやつ、に見える。

だけど、一番「生きる」ことを優先してる医者。
後悔をしたくない医者。

帝王切開も立派なお産です

鴻鳥先生が、検診をしていた患者さんが、富士真奈美さんの助産院で出産を迎えていた。

出産の途中で異変を感じた助産師からの知らせで、ペルソナ病院に搬送されてきた。
検査の結果、帝王切開をして赤ちゃんを取り出すと話す。

この患者さんは、自然分娩にこだわりのある人だった。
出産の日を待ち望み、そのための努力を惜しまなかった。

しぶしぶ帝王切開を受けながらも、麻酔は下半身だけなので、
一部始終を聞いていられる。

「産まれましたよ」

と、赤ちゃんを見せてもらえます。
手術中の会話は、全部聞こえてます。

鴻鳥先生が、お母さんに話しかける言葉に重みがあります。
そして、とても暖かいです。

「確かに帝王切開は手術です。
でも、妊婦さんは、自分の身体の怪我や病気を治すためでなく、
赤ちゃんの命を守るためだけに自分の身体を、命をかけて自ら手術台にあがります。
帝王切開は、立派なお産です。

「自然分娩も帝王切開も同じお産です。」

帝王切開分娩に、どこか後ろめたさを感じていたのは、
帝王切開で出産した妊婦全員が、感じていることかも知れません。

自然分娩を経験していないことへの後ろめたさ。

ちゃんと産んであげていないという、変な罪悪感。

陣痛から、出産への過程の話が出来ないこと、などなどたくさん。

実際の子育てには、一切関係ありませんが。

初めての出産の時は、産後一ヶ月が本当に大変な日の連続で、
気持ちが弱ってしまったら、なにか原因を探してしまったりするかも知れない。

今から思うとどうでもいいことに、固執して自分を卑下してしまう。
マタニティーブルー。

自然分娩だろうと、帝王切開だろうと
全く違いは無い。
関係ない。

無事に産まれてくることが、一番大切。

ありがとう。
鴻鳥先生。

鴻鳥先生の言葉に救われた帝王切開分娩の母親が、たくさんいると思います。

四宮医師と小松助産師

助産師の苦労も産科医の気持ちも両方知っておいて、出産を迎えたなら。
出産にたいする、違った感動が生まれる。

monoの場合は、逆子が治らずに計画的に帝王切開での分娩を選びました。

結果的には、計画帝王切開手術の前に破水し、緊急帝王切開に変更になりました。

お産には、計画どおりということはありえないのだと実感しました。

破水により、陣痛も起こっていましたし、
結果的に、普通の分娩と変わらない状態を新生児に与えられているのだと言われました。

新生児にとってはいい状態だったらしいです。

予定外の破水なので、緊急の帝王切開となり、手術室が空くまで4時間位待たされました。

その間、陣痛の痛みを味わいながら手術を待つ。

その時には痛みでよく理解出来ていませんでしたが、
赤ちゃんが、産まれる準備をする時間になったのでしょうね。

陣痛が痛過ぎて、麻酔が効いてくるのが嬉しかったです。

手術の間の意識は普通にありましたが、目隠しされていたので全く見えません。
でも、音とお腹に触れる感覚はずっとありました。

その時、一人の看護師さんが、ずっとmonoの手を握っていてくれました。
今から思うと助産師さんだったのかな。
違う制服の人でした。

とても暖かかった。
とても落ち着いて、手術を受けられました。

麻酔をともなう手術ですから、命の危険はあったんですよね。
二人の命。
母と子の。

お産は、ひとりひとり違います。

小松さんが、富士真奈美さんの野々村さんに言う。

「私は、臆病なので病院で働いているんです。」
野々村さんが答える。

「病院でも助産院でも助産師のする仕事は一緒でしょ?
私は臆病だから、ちょっと変だなと思ったらすぐに病院に電話するのよ。
だって、助産院は一度の失敗も許されないから。
臆病なくらいで、ちょうどいいのよ。」

鴻鳥先生の素敵な言葉。

「だって、僕達は味方ですから。」

大変な仕事だから、なおさら信頼と協力が大切ですよね。

四宮先生も、いい上司から助言をもらって
聞く耳を持てるいい先生です・

いいお産が、あふれる日本になりますように。

2017年第2シーズンが始まります!
感動再び!

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