映画「君の膵臓をたべたい」感想!浜辺美波さんの笑顔と声が印象的 | 素敵なmono

映画「君の膵臓をたべたい」感想!浜辺美波さんの笑顔と声が印象的

こんにちは、monoです。

映画「君の膵臓をたべたい」このタイトルの意味を知った時の感動!を味わうために映画館に行ってきました。

原作は未読です。
映画を見る前に読むか、見てから読むかちょっと悩んで見てから読むことにしました。
原作を読んだ後の感想も追記していきたいと思います。

君の膵臓をたべたい・データ


原作:住野よる
監督:月川翔
脚本:吉田智子
音楽:松谷卓
7月28日公開115分

キャスト紹介


原作未読なのですが、物語の手法として一人称で物語が進む。
「僕」
原作と違うのは、12年後の僕が語る物語となっている事。

現在の僕と12年前の僕。

二人の僕が行き来する。

北村匠海・・・僕(12年前)
浜辺美波・・・山内咲良

大友花恋・・・恭子(12年前)
ガム君・・・矢本悠真

小栗旬・・・僕(現在)

北川景子・・・恭子(現在)

上地雄輔・・・宮田一晴

フレッシュな二人が主演です。
この二人を観るだけでも、癒される気がします。

北村匠海くんは子役からいろいろな映画に出ています。
「ブタがいた教室」
「TAJOMARU」で小栗くんので幼少期を演じたこともあるし、「ひだまりの彼女」では松潤の中学時代も爽やかに演じてました。「DIVE!」で池松壮亮さんの幼少期が映画デビュー作です。

多部未華子さんの「あやしい彼女」では、孫のバンドマンも記憶に新しいです。
事務所内のダンスロックバンド・DISHでも、リーダーでありメインボーカルとギターも担当しています。

今後の映画公開作品も目白押しです。
恋と嘘(2017年10月14日公開予定) – 司馬優翔 役
勝手にふるえてろ(2017年12月23日公開予定) – イチ 役
OVER DRIVE(2018年公開予定) – 新海彰 役

浜辺美波さんは、東宝シンデレラでニュージェネレーション賞を受賞して11歳での芸能界入り。
この時のグランプリが「君の名は。」の上白石萌歌さんです。

浜辺さんはまだ17歳。
透明感が素晴らしいし、今後が期待される女優さんです。

次の公開作品もすぐにあります!
亜人(2017年9月30日公開予定、東宝) – 永井慧理子役

笑顔が可愛い、コロコロとよく笑う。
何よりも声に透明感があって清々しい。
あの声、うらやましいなあ。

あらすじ

校舎と桜
膵臓に重い病を抱えている高校の同級生・山内咲良と僕の物語。

僕(小栗旬)は、咲良(浜辺美波)の言葉をきっかけに高校の教師になっていた。

控えめで目立たない僕はそのまま大人になっていた。
同じく控えめな図書委員の生徒・栗山(森下大地)に咲良との思い出を語る形で物語が進む。

僕の高校時代、咲良は膵臓の病気を抱えながら秘密の共病日記を綴っていた。

高校時代の僕(北村匠海)は、その共病日記を知る唯一の存在になったのは病院の待合室での事。

それは僕が、盲腸で入院した病院の待合で拾ったひとつの文庫本。
文庫本と思ったのは、文庫本の様な日記だった。

何気なく開いた文庫本の1ページ目に書かれていたのは、「重い膵臓の病気で長く生きられない。」という文字だった。

咲良が声をかけてきた。
「私の共病日記なの」

咲良の秘密を共有することになった僕は、その日から咲良に付きまとわれるようになった。

咲良は、クラスの人気者。
それに引き換えは、友達もいない。
本だけが友達の図書委員。

クラスでは、咲良と仲良くするうちに目立って上靴を隠されたり、
陰口を叩かれる、肩身の狭い思いもした。

今まで誰にも名前で呼ばれた事がなかったし、人間に興味が無かった。
そんな僕を咲良は面白がっているようだった。

捨ててあったと上靴を拾ってきてくれたり、声をかけてくれるガム君だけは、名前で呼んでくれた。
さり気なく見守ってくれてた。

良い奴だ。いつもガム食べる?って聞いてくる、通称ガム君。
何かと気にかけてくれるガムくんだけど、その後に友人になっているわけでも無いみたい。
そこが、僕だから。

「君」だけが「僕」に関わろうとしてくれて、僕も受け入れていた。

名前で呼ぶこともなく、友達でも恋人でもない「仲良しくん」と咲良が呼ぶ。

死ぬまでにしたいこと。
「遠出がしたい」
「スイーツパラダイスに行きたい」
「桜が見たい」

咲良はよく笑い、楽しそうだった。

「真実と挑戦」ゲーム。
勝った方が、真実か挑戦の質問ができる。
負けた方は、「真実」=本当の事を答える。
「挑戦」=願い事を叶える。

「星の王子様」の童話本を咲良が渡す。
貸してあげる。

星の王子さまと少年のようにいつか別れるのだ。

「本当に死ぬの?」

「死ぬよ。みんな死ぬよ。誰でも。」
「明日、突然死ぬかも知れない」

咲良が手伝ってくれた図書室の分類は途中のまま。
最後に病室でした「真実と挑戦」のゲームは、僕が勝ってしまった。

咲良が「真実」で僕に聞きたかったことは、なんだったんだろう?

咲良と待ち合わせのスイーツパラダイス。
咲良は、現れなかった。

「君に聞きたいことがある」
「君に言いたいことがある」

感動ポイント

図書室

主演の二人は、ういういしい。

ぎこちない北村くん。
人気者の咲良。

この二人の対比がおもしろい。

北村くんの僕が、終始咲良に振り回されて辟易しながらも咲良に憧れているんだろうなあって思う。
初恋って後から気づくのは、こんな感じなんだろうな。

忘れかけていた懐かしい切なく甘い思い出。

誰しも、青春の甘酸っぱい思い出を持っている。

余命幾ばくもない。
その事実を本当に身近な人には知らせたくない気持ち。

悲しませたくないし、自分も忘れて普通にすごしたい。

「僕」はそれを叶えてくれる人物だったんだね。

「好き」って言葉では言わないけど。
思いが溢れてる。

とても大切に思っている。

二人で遠出、九州でラーメン、観光。
とても楽しそうだった。
とっても微笑ましい。

好きでもない人といけないことをする。

本当は、好きな人。

なんだかとても切ない。

終始、咲良がかわいくて。
終始、北村くんは自信なげで優しい。

「僕」
「君」

最後の最後まで、二人は名前で呼び合う事がなかった。

「きみ」って呼ぶのを楽しんでいるのかと思っていたけど。
咲良の本当の気持ちは、聞きたかった事は「きみ」じゃなかった。

心が締め付けられる。
僕の名前は「志賀春樹」だと。

映画の最後で名前が出てくる。

名前が重要な意味を持つ。

咲良が聞きたかった事が、手紙に書かれていたのだ。

手紙は、咲良によって図書室に隠されていた。

まとめ・個人的には小栗旬くんの役者魂を再認識した

主演の二人を陰で支える役が12年後の「僕」と「恭子」
恭子の幸せを願っていた咲良の思いを完結させる事が出来ていたのか?

ずっと小栗さんを見守ってきたので、小栗さんの演技に対する向き合い方は理解しているつもりです。

まず、歩き方が違う。

仕草一つから北村匠海が成長した僕になるのだ。

それは、小栗さんの中では至極当然のことなので、いちいち言葉にはしないけど。

「僕」が北村くんだから、北村くんの歩き方、動き方をする。

走り方、本の読み方全て。

だから、銀魂と同じ人に見えないと言う評価はナンセンスだ。

だって、それが役者小栗旬だから。

人は独特の歩き方がある。

「僕」はどういう歩き方をするのか?そこから小栗旬がはじまる。

だから、ずっと小栗旬を見ていたいと思う。

主演の二人の初々しさと小栗旬の素晴らしさと、北川景子さんが少し華を添えたなあという映画でした。

上地雄輔もおいしいところを持っていきましたよ。

ストーリーとしては、ちょっと残念な展開でした。
人生ってあっけないもんなんだなって興ざめして、そんなに泣けなかった。

monoは純真さを失ってしまったのかも知れない。

そんな自分にちょっとがっかりしてしまった。

純真さを持ちたいと思う、青春映画だ。