ドラマ「もみ消して冬」いよいよ最終回直前!「ありがとう」に見る家族のきずながテーマだったの? | 素敵なmono

ドラマ「もみ消して冬」いよいよ最終回直前!「ありがとう」に見る家族のきずながテーマだったの?

こんにちは、monoです。
2018年の1月から始まった、山田涼介さん主演ドラマ「もみ消して冬〜わが家の問題なかったことに〜」

超エリートでセレブな北沢家に巻き起こる、どうでもいいようなバカバカしい問題を山田くん演じる末っ子「秀作」くんが解決するという一話完結のドラマ。

いよいよ最終回を迎えます。

毎回起こる「家族の問題」は、見栄だったり、恥ずかしい出来事だったりして「どーでもいい」と思うものばかり。

毎回毎回、よく問題が起こるもんだと思いながら見続けてきて最終回前に、とつぜん良い言葉が出てきたんです!

わが家の問題なかったことに

見続けていた理由は、キャストが好きな人ばかりだったから。

キャストとキャラ設定が、秀逸なんですね。

優秀な兄博文(小澤征悦)は、見栄っ張り、姉知晶(波留)は超が付くドS。

個人的には、波留さんのドSなお姉様がこのドラマの一番の見どころだと思っています。

あの、冷たい視線がくせになります。

その他、キャストも味のある人をそろえています。

千葉雄大くんの執事見習いは、贅沢です。

知晶さんとの恋もありました、とうぜん「なかったこと」にされています。

そして、これでもかと続く北沢家の問題。

最終回に向けて最大の山場が起こります!

映画「そして父になる」を思い出す場面もありの「赤ちゃん取替事件」です。
取替の事実を初めて聞いたであろう、二人の兄姉の態度が秀逸で、このドラマの面白さを堪能出来ます。

さて、秀作の行く末が気になるところでの最終回前に最大のポイントが「ありがとう」という言葉です。

北沢家での生活と秀作

長い間、優秀で世間体を気にする家庭で育った秀作(山田涼介)

どうも、家族の中で一人だけ違和感を感じていました。

ドラマを見ていた人も感じていたであろう、末っ子がミソッカスすぎるという設定。

なーるほど!そういうわけか!

という展開で「赤ん坊のときに病院で取り違いがあった」らしいのだ。

本来の秀作は、ケーキ屋さんの長男だった。

どうりでパティシエになりたかったはずだし、甘いものも大好きだったのだ。

取り違えが発覚した当時、両家で話し合いがもたれた。

北沢の父親は、本当の親子に戻そうと言い、母親は「秀作と離れることなど考えられない」言って現在にいたる。

育ての母親は、霧島れいかさん。

おきれいで優しい母。

秀作がいつも心の中で呼びかける「おかあさん」だ。

若くして他界、理由は不明だが病弱だったのかもしれない。

母親にしたら3歳まで育てた、小さな我が子を手放すことなんて出来ないよね。

血のつながりも大切だけど、心のつながりを優先した母親の気持ちはよく分かる。

最大のわが家の問題勃発である。

しかし、母親以外の家族は「だから秀作に苛立っていたのか!」と納得するという言葉の暴力をあびせる。

セレブな生活とは対象に、秀作の心はいつも傷だらけだ。

いつものように、広大な玄関前の芝生にひとり横たわって泣くというお決まりのシーン。

手のかかる子ほど可愛い。

母性本能をくすぐる。

本来の北沢家の末っ子が、博文にそっくりな眉毛をもつ加藤諒(吉田邦夫)というのも笑える。

二人が並ぶと、確かに兄弟に違いないと思ってしまう。

最後まで、バカバカしい展開かと思ったが、本当の家庭で暮らしたあとの秀作の表情の変化が素晴らしい。

スゴイぞ、山田涼介。

吉田家と秀作

北沢家のセレブな生活に憧れと羨望をもつ邦夫の策略で、1週間のおためし生活が始まった。

吉田の家族も秀作に会いたいと言っているというので、渋々吉田家に行く秀作だった。

しかし、邦夫もまた、素朴で愛情に満ちた吉田家に違和感を感じていたのかもしれない。

邦夫は邦夫なりに、性格の違いゆえしっくりこないものを感じていたのかもしれない。

秀作は、吉田家で初めて家族のあたたかさに触れる。

お皿を運んでも、しょうゆを取っても「ありがとう!」と笑顔でほほえむ家族。

言葉のちからは素晴らしい。

秀作の心をおだやかにやわらかくした。

「ありがとう」の言葉でみるみる笑顔になる秀作が、とってもいい。

山田涼介の演技力の高さを思い知る。

バカバカしいドラマだけど、仕草の一つ一つを丁寧に演じている。

そして、最終回にむけて訴えるものを持ってきた。

こたつで漫画を読みながら、おせんべいをぼりぼりとかじる。

だらしないともいえるが、一家団欒ってそんなもんだ。

リラックマさながら。。

姉知晶に頼まれて、秀作を連れ戻しに来たネゴシエーターの部下尾関(小瀧望)が見たもの。

それが、こたつでくつろぐほっこりした秀作の姿だった。

小瀧くんと波留さんのツーショットに懐かしさを感じます。
「世界一難しい恋」を思い出しました。

小瀧くんも大人になりましたね。

ちょっと痩せて見えたけど、身体が引き締まったからかな。

活躍が増えてきてうれしい。

さて、最終回前の「ももみ消して冬」は、最大の家族のピンチを迎えます。

「ありがとう」は周りを明るくする。

「ありがとう」は周りにに勇気をあたえる。

「ありがとう」は生活にハリをあたえる。

「ありがとう」は最強だ!

家族のなかでいつも緊張していた秀作が、「ありがとう」の言葉と笑顔でやわらかい人物に変化していく様子がすばらしい。

来週は、それぞれの家庭に落ち着いた秀作と邦夫の戸籍を入れ替えようして新たな問題に直面するようです。

最終回も、きっとバカバカしい展開を期待します!

そして、天国の母とともに秀作の幸せをねがっています。

波留さんの知晶お嬢様の不器用な優しさが、見れることも期待しつつ。

ドS知晶さんにもう会えないのかと思うとさみしいです。

なかなか、面白いドラマでした。

さあ、吉田家のように「ありがとう」の言葉をたくさん言ってみましょう!
周りに笑顔が増えると思います。