ネットフリックスに加入したのは、この「Voyage」というドキュメンタリーを見るためだ。そんな嵐ファンは大勢いると思う。
2019年の12月31日から配信されたドキュメンタリーのシリーズ「リミテッド」
リミテッドってなんだ?改めて検索してみる「制限、限定」リミットの形容詞。「制限された、限定された」ふーん。2020年12月の活動休止までの限定されたシリーズということか。。。ふと思う。このシリーズには別の続きがあるのだろうか?
#24「We are ARASHI」を見るまでに全話を見返すことはできなかった。途中で挫折した。でも、#24を見た。義務のような感覚だ。
#24の配信前に公式のYouTubeチャンネルで「アラフェス2020」と「This is 嵐ライブ」のダイジェストが配信された。なぜ?の前に単純に嬉しかった。嵐ファンが観たいものはこっちだからだ。
嵐が「ありがとう」と言い続けた。その先の私達に見せたいものはこの「夢の世界」なのだ。
1−24 We are ARASHI
活動を休止するという日へのカウントダウンとライブを成功させようという大きなステージに向かう嵐の姿がそこにある。
でも、それって本当に嵐が見せたいものだったのか?という疑問が残る。嵐が活動を休止することを発表してからの、いやそれ以前からドキュメンタリー映像はある。
それも、配信は小出しに切り出して同じ映像を差し込む。物語としてストーリー仕立てにされたプライベート映像だ。
それが芸能に携わる者としての宿命なのだとしたら、本当に大変な仕事だ。それを21年間もし続けていたんだ。そりゃ、ナニモノにも縛られない時間がほしいと思うよ。
嵐が、嵐として魅せようとしていたことってなんだろうと強く思う。
私達ファンが知りたいことじゃない。
そこに本当の素の彼らがいたとしても、そこは見ない、聞かない、でいいんじゃないか。嵐は5人で「エンターティナー」として存在するものだから。ファンが見るべきものは、嵐が作り上げた「表現者」としての姿。その裏側を知る必要はないと思う。
知りたい人は、観てもいいよ、自由だから。だから、有料チャンネルの番組なんだ。
ファンは、キラキラしたところだけ観ていていいのだ。
リーダーは、振り付けの個人練習をメンバーにでさえ見せない人なんだから。ここでその映像が見れるのは、本当に貴重だけど(1−3)そこは、リーダーが見せたいところではないと私は思う。
本当に嵐が好きな人は、見るのに勇気がいります。本当の裏側が見れるわけではないし、衝撃発言があるわけではない。深読みをしても仕方がないし、嵐の言葉はそのまま受け止める。
嵐が動くところには、たくさんのスタッフ関係者が存在する。それを、実感として映像で確認することができる。
ネタバレ的な映像を期待する人には、きれいに作られた作品に見えるだろうし、大好きで応援してきた人には「あの時」「そうだったのか」と振り返ると複雑な気持ちになって辛い。
ひとつのドキュメンタリー作品として見るのがいい。5人の若者が、21年間走り続けてきた「嵐」という「夢の世界」がそこにあったのだという奇跡の軌跡の「リミテッド」
ひとつ言えるのは、「5×20」の50ツアーが全う出来て本当に良かった。あと数ヶ月遅かったら、それすら行けなかったんだから。
嵐へ。「5」にこだわる挨拶の意味がわかったよ。そして、たくさんの「夢」をもらっていたことに本当に感謝しています。本当にありがとう。
「またね」